夢の続き 富士の裾野に広がる静寂な世界

その美しさと雄大さから、富士山は数々の絵画や文学の題材にされています。
日本最古の歌集では、すでに「万葉集」で富士山を題材にした歌が詠まれており、古典文学では「竹取物語」や「伊勢物語」にも登場します。
さらに、夏目漱石や太宰治といった文豪の作品にも取り上げられています。

絵画では、葛飾北斎の「富獄三十六景」や、歌川広重の「東海道五拾三次」が有名です。
海外へ輸出されたこれらの浮世絵は、ゴッホやモネなどの西洋の芸術家にも大きな影響を与えました。
こうして富士山は、日本のみならず海外でも芸術の源泉として知られることになったのです。